国内の患者さんの割合

1998年と2008を比較すると、日本国内で花粉症全体(スギ、ヒノキ、ブタクサなど)にかかっている人は10年間で19.6%から29.8%と大きく増えていると言われています。 中でもスギ花粉症にかかっている人は16.2%から26.5%と、10年の間に10%以上も増加していると言われています。

発症のメカニズム

花粉症は、外部から侵入してきた異物から体を守る「免疫」と関連する病気で、鼻アレルギーの一種です。 異物であるスギ花粉が体内に侵入すると、IgE抗体という物質が作られます。このIgE抗体が一定数を超えて肥満細胞に付くと、肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出され、その作用によってスギ花粉症の症状が引き起こされます。

おもな症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどがスギ花粉症のおもな症状です。そのほかに目のかゆみや充血、涙目などの症状も現れます。

おもな治療法

● 抗原の除去・回避 こまめに掃除機をかけることや外出時のマスク、除湿機の利用などで、スギ花粉との接触を避けるようにします。

● 薬物療法 飲み薬や点眼薬、点鼻薬などのタイプがあり、目のかゆみや鼻づまりなど、それぞれの症状を抑えます。

● 免疫療法(減感作療法) スギ花粉から得られるエキスを少しずつ体に与えて慣らしていき、症状が出るのを抑えます。

● 手術療法 レーザーによる鼻粘膜の切除、鼻腔の空気の通りを良くするための骨の切除、鼻にある神経の切断などの手術方法があります。