| 1. |
ショック等の発現を予測するため、十分な問診を行うこと。 |
| 2. |
ショック発現時に救急処置のとれる準備をしておくこと。 |
| 3. |
投与後患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。 |
| 4. |
上記の用法及び用量は基準的な投与法であり、必ずしもこの方法に機械的に従うものではない。 一般にアレルギー患者は個人差が甚だしいので、減感作療法の実施に当り、常に患者のその時々の症状に応じ適宜に用法及び用量を定めるべきである。 |
| 5. |
初回投与濃度 **通常、1:100,000液を初回に使用するが、患者の症状に応じ、または特に過敏症の患者に対しては患者のアレルゲンに対する過敏度(閾値)を求め、初回投与濃度を決定することも必要である。 治療エキスの初回投与濃度は、この閾値をさらに10倍希釈した液を用いる。この場合、治療エキスは治療用希釈液(治療用アレルゲンエキス希釈液「トリイ」)を用いて所定の濃度まで希釈する。 |
| 6. |
閾値の求め方 **診断用アレルゲン皮内エキスに皮内反応用対照液(診断用アレルゲン皮内エキス対照液「トリイ」:
0.5%フェノール含有生理食塩溶液)を加えて10倍ずつ希釈し、1:1万、1:10万、1:100万、要すればさらに1:1,000万倍液を調製し、最も希釈された液から、0.02mLずつ皮内注射し、皮内反応判定基準にしたがい、反応を判定する。 陽性反応を呈した最低濃度(最大希釈度)をもって、その患者のアレルゲンに対する過敏度(閾値)とする。 |
| 7. |
増量及び投与回数 各回の投与後の患者の状態について問診し、その結果に応じ次回投与量を増減する。 例えば前回の注射により発作を起こし、または過大な局所反応を生じた時は増量を見合わせる。 また増量期間中の投与間隔は通常1週2回であるが、間隔が長びいた場合には増量せずに減量した方がよい。 減感作療法は過量投与よりも過少投与の方が失敗例が少ない。 |
| 8. |
維持量 患者の臨床症状が著明に改善されたら、その濃度をもって維持量とし、投与を継続する。 花粉類の維持療法には1:100液又はそれ以上に希釈した液が広く使用されている。 高濃度の液を使用する場合は反応が強くあらわれることがあるので、特に小児及び老人に対しては注意して投与する必要がある。特にブタクサ花粉エキスについては、この点が認められる。 症状の改善を認めて直ちに本剤による治療を中止すると再発することもあるので、療法の持続は是非行うべきである。 なお、維持量に達した場合でも患者の要因によって発作を誘発することがあるので、患者の容態を十分に観察しながら投与すること。 |
| 9. |
非選択的β遮断薬服用患者への注意 *治療のために本剤が投与されたときに、本剤による反応(アレルギー反応)が強くあらわれることがある。 また、本剤によるアレルギー反応の処置のためにアドレナリンを投与したとき、アドレナリンの効果が通常の用量では十分発現しないことがある。 |