アンテベート

使用法

質問1. アンテベートの塗布量の目安は?

回答1.

軟膏・クリームでは人差指の先端から第1関節までの長さをチューブから押し出した量(1FTU)が、大人の手のひら2枚分に塗る量に相当すると考えられます 1,2)
ローションでは1円玉くらいの大きさの量が、大人の手のひら2枚分に塗る量に相当します 3)
患部の広さに合わせて塗布してください。

また、外用剤を塗布した後の皮膚が少し光って見え、ティッシュペーパーが数秒間付着し、その後ハラリと落ちる程度を適量とするという考えもあります 3)

※FTU(finger tip unit):人差し指の先端から第1関節部まで口径5mmのチューブから押し出された量(約0.5g)が英国成人の手掌で2枚分すなわち成人の体表面積のおよそ2%に対する適量であることが示されています 2)
ただ、日本で販売されている外用剤のチューブ口径は海外のものに比して小さいものが多く、1FTUが0.5gに満たないことが多い4)ですが、日本人の体型等を考えると、FTUを目安としてよいと考えられています 1)

  1. 1)加藤則人ほか 日皮会誌 126(2) 121-155 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年版」2016
  2. 2)C.C.LONG et al. Clinical and Experiment Dermatology 16 444-447 1991
  3. 3)安部正敏 たった20項目で学べる外用療法 20-25 Gakken
  4. 4)ITARU DEKIO Journal of Dermatological Treatment 22 302-303 2011
質問2. アンテベートは1日何回塗布するのか?

回答2.

アンテベートの用法及び用量は、「通常、1日1~数回、適量を患部に塗布する。」となっています 1)
実際のステロイド外用剤の塗るタイミングや塗布回数については、医師の指示通りになります。

(参考)「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016」には「急性増悪の場合には、朝、夕(入浴後)1日2回を原則とし、炎症が落ち着いてきたら1日1回に外用回数を減らす」と記載があります 2)

  1. 1)添付文書 【用法及び用量】
  2. 2)加藤則人ほか 日皮会誌 126(2) 121-155 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年版」 2016

製剤

質問3. アンテベートクリームはO/W(水中油型)か、W/O(油中水型)か?

回答3.

アンテベートクリームはO/W型(水中油型)の製剤です。

安全性

質問4. アンテベートの副作用は?

回答4.

添付文書 【使用上の注意】 2.副作用に以下の記載があります 1)

『アンテベート軟膏、アンテベートクリームの承認時までの調査における安全性評価対象1,326例中45例(3.39%)[軟膏:662例中20例(3.02%)、クリーム:664例中25例(3.77%)]に副作用が発現した。
主な症状は、毛嚢炎・癤16件(1.21%)[軟膏0.91%、クリーム1.51%]、痤瘡様発疹7件(0.53%)[軟膏0.60%、クリーム0.45%]、皮膚萎縮5件(0.38%)[軟膏0.30%、クリーム0.45%]、毛細血管拡張5件(0.38%)[軟膏0.45%、クリーム0.30%]、真菌感染5件(0.38%)[軟膏0.45%、クリーム0.30%]、刺激感5件(0.38%)[クリーム0.75%]、ステロイド潮紅3件(0.23%)[軟膏0.45%]であった。これらはいずれも局所的なものであり、かつ副腎皮質ステロイド外用剤について既知のものであった。

アンテベート軟膏、アンテベートクリームの承認時までの調査及び使用成績調査の集計における安全性評価対象7,875例中105例(1.33%)[軟膏4,012例中51例(1.27%)、クリーム3,863例中54例(1.40%)]に副作用が発現した。
主な症状は、毛嚢炎・癤24件(0.30%)[軟膏0.32%、クリーム0.28%]、刺激感9件(0.11%)[軟膏0.02%、クリーム0.21%]、痤瘡様発疹7件(0.09%)[軟膏0.10%、クリーム0.08%]、皮膚萎縮7件(0.09%)[軟膏0.07%、クリーム0.10%]、白癬6件(0.08%)[軟膏0.12%、クリーム0.03%]、皮膚乾燥6件(0.08%)[クリーム0.16%]、瘙痒6件(0.08%)[軟膏0.10%、クリーム0.05%]であった。

重大な副作用(頻度不明)
眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障、白内障を起こすおそれがあるので注意すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、後囊下白内障等の症状があらわれるおそれがある。』

その他の副作用については添付文書を参照ください。

  1. 1)添付文書 【使用上の注意】 2.副作用