エオジノステイン

質問1. エオジノステイン−トリイ−とは?

回答1.

エオジノステイン−トリイ−は、鼻・気管支・眼等の分泌物中の好酸球染色用の染色液です。
本染色液で好酸球の顆粒が赤く染まり、対照的に青く染まっている好中球や粘液分泌物と明瞭に区分できます。

  1. (1)ほとんどが好酸球であり、時には好酸球の大きな集簇があるもの(図1)。
  2. (2)好酸球、好中球の双方ともに多数出現しているもの(図2)。
  3. (3)好酸球はほとんどなく、大部分好中球で占められるもの(図3)。

エオジノステイン−トリイ−

質問2. エオジノステイン−トリイ−の組成は?

回答2.

エオジノステイン−トリイ−の組成は以下のとおりです。

成分 含量
エオジノステイン*1 約 0.5 W/W%
メチレンブルー三水和物 約 0.1 W/W%
メタノール 約 82.6 W/W%
濃グリセリン 約 16.8 W/W%

*1:エオシンYとメチレンブルーからの生成物

質問3. エオジノステイン−トリイ−で染色できるのは?

回答3.

本染色液で好酸球の顆粒が赤く染まり、対照的に青く染まっている好中球や粘液分泌物と明瞭に区分できます。

  1. (1)ほとんどが好酸球であり、時には好酸球の大きな集簇があるもの(図1)。
  2. (2)好酸球、好中球の双方ともに多数出現しているもの(図2)。
  3. (3)好酸球はほとんどなく、大部分好中球で占められるもの(図3)。

エオジノステイン−トリイ−

質問4. 好酸球の染色液にはどのようなものがあるか?

回答4.

弊社で販売のエオジノステイン−トリイ−以外にギムザ(Giemsa)染色液、フィールド(Field)染色液、ライト(Wright)染色液 等でも好酸球の染色が可能です。
これらの染色液は試薬メーカーにて取り扱っていますので試薬取り扱いの卸様等を通じご確認下さい。

質問5. 好酸球の染色は何の目的で行うのか?

回答5.

好酸球は白血球の一種で炎症性の病変、特に I 型(即時型)アレルギー反応の病変部に増加すると言われています。
このためアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎等のアレルギー性炎症に際し好酸球の出現を好酸球の染色により確認できます。

質問6. エオジノステイン−トリイ−の判定基準は?

回答6.

標準化された判定基準はありません。

参考:鼻アレルギー診療ガイドライン(2005年版)において「アレルギー検査成績の程度分類(第4章 検査・診断方法、IIIアレルギー性鼻炎の分類 4.重症度)」に鼻汁中好酸球数の目安が記載されています。
鼻アレルギー診療ガイドラインは財団法人日本医療機能評価機構のMinds 医療情報サービス(http://minds.jcqhc.or.jp/)にて「Mindsユーザーまたはゲスト」ログインにより確認できます。

質問7. エオジノステイン−トリイ−は医薬品?、体外診断薬?、規制区分は?

回答7.

本製品は医薬品や体外診断薬には該当しません。

好酸球の染色液です。
医薬品の規制区分には該当しません。

なお、本製品はメタノールを80%以上含有するため、化学品として、改正労働安全衛生法(平成18年12月1日)第57条に基づくGHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)表示を製品添付の使用説明書の裏面に行っています。
URL http://www.torii.co.jp/iyakuDB/medical_info/information.html#iryo

なお、規制情報は以下のとおりです。
危険物 第四類、アルコール類(水溶性)、危険等級II火気厳禁

補足1:GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)とは

質問8. エオジノステイン−トリイ−の購入方法は?

回答8.

弊社製品取り扱いの卸様よりご購入頂けます

質問9. エオジノステイン−トリイ−の包装単位は?

回答9.

エオジノステイン−トリイ−の包装単位は10mL×1本です。

質問10. エオジノステイン−トリイ−の価格は?、薬価は?

回答10.

本製品は医療用医薬品ではありません。「薬価」はなくオープン価格となっています。販売価格は取り扱い卸様にご確認下さい。

質問11. エオジノステイン−トリイ−の保険(薬価・検査料)請求は?

回答11.

本製品に「薬価」はありません。

なお、「D005 血液形態・機能検査、D005 3 血液浸透圧、鼻汁喀痰中好酸球検査」に該当する検査の場合15点(2010年4月)となります。

質問12. エオジノステイン−トリイ−染色時の脱水・洗浄に用いるアルコールについて?

回答12.

本製品にはメタノールが約82.6W/W%含まれていますので、染色時の脱水、洗浄にはメタノールを用いることをおすすめします。
用いるメタノールの濃度は75V/V%〜99V/V%です。

なお、エタノールの利用も可能ですが、染色時の色調を揃えるためにも常に同じアルコールの使用をおすすめします。

質問13. エオジノステイン−トリイ−の保管方法は?使用期限は?

回答13.

【保管方法】
本製品はメタノール(約82.6W/W%)を含みます。火気を避けて保管して下さい。
また可能な限り容器を密閉して換気の良い涼しい所で施錠して保管して下さい。

【使用期限】
本製品の使用期限は直接の容器及び外箱に表示しています。
未開封の状態での使用期限は3年です。本製品のアルコール成分は揮発し易いため、開封後は速やかにご使用下さい。

質問14. エオジノステイン−トリイ−の使用説明書は?

回答14.

本製品に添付の使用説明書を参照下さい。
本製品の使用説明書は下記URLからもご覧頂けます。

URL http://www.torii.co.jp/iyakuDB/medical_info/information.html#iryo

質問15. エオジノステイン−トリイ−のGHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)への対応は?

回答15.

本製品では、GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)に準拠したメタノールに関する情報を使用説明書の裏面に記載しています。
本製品の使用説明書は下記URLからもご覧頂けます。

URL http://www.torii.co.jp/iyakuDB/medical_info/information.html#iryo

補足1:GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)とは

質問16. エオジノステイン−トリイ−MSDS(化学物質等安全データシート)は?

回答16.

本製品のMSDS(化学物質等安全データシート)は下記URLからご覧頂けます。

URL http://www.torii.co.jp/iyakuDB/data/etc/msds070402.pdf

補足2:MSDS(化学物質等安全データシート)とは

補足1. GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)とは?

国連勧告として2003年7月に出された「化学品の分類および表示に関する世界調和システム」(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals:GHS)をGHSと言い、化学品の危険有害性を一定の基準により分類し、その結果をラベルや化学物質等安全データシート(Material Safety Data Sheet:MSDS)に表示し、化学品の危険有害性を伝え、人の安全と健康を確保し、環境を保護することを目的としています。

GHSは全ての危険有害な化学品に適用されますが、意図的に摂取する医薬品、食品添加物、化粧品、食物中の残留農薬はGHSラベル表示の対象外です。

なお、日本では労働安全衛生法第57条(表示、文書交付)がGHS準拠となり2006年12月施行となりました。 GHSラベル表示形式はJIS Z 7351(2006)にて規定されています。

参考:独立行政法人 製品評価技術基盤機構
http://www.nite.go.jp/index.html

補足2. MSDS(化学物質等安全データシート)とは?

「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理改善の促進に関する法律(化学物質排出把握管理促進法)」により、対象化学物質又はその化学物質を含有する製品を事業者間で取引する際、「性状・取り扱い」に関する情報の提供が義務付けられています。(MSDS制度)

この情報シートをMSDS(Material Safety Data Sheet:化学物質等安全データシート)と言います。
MSDSの形式については、JIS Z 7350(2005)にて規定されています。

参考:化学物質排出把握管理促進法のホームページ(経済産業省製造産業局化学物質管理課)
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/index.html