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スギ花粉症に対する舌下免疫療法薬「TO-194SL」の国内製造販売承認申請について
2012年12月25日
鳥居薬品株式会社
 鳥居薬品株式会社(本社:東京、社長:松尾紀彦、以下「鳥居薬品」)は、スギ花粉症に対する舌下免疫(減感作)療法薬「TO-194SL」について、本日、厚生労働省に製造販売承認申請を行いました。

 ひとつの全国調査によると、国民のおよそ20%が花粉症に罹患していると考えられており、そのうち約70%はスギ花粉症であると推察されています(注1)。スギ花粉症に対する治療法のひとつである免疫療法は、現在注射薬(注2)のみが保険適応となっておりますが、注射の痛みがあることなどから、なかなか普及しておりません。

 TO-194SLは、当社が製造・販売している注射薬(注2)の投与経路の変更として、舌下投与での開発を進めてまいりました。注射の痛みがなく治療を受けていただけることは患者様にとっての大きなメリットになると考えており、スギ花粉症に対する新しい治療オプションを医療現場へお届けできるものと期待しております。

 鳥居薬品は、免疫療法薬の開発を推進することで、アレルギーで苦しむ患者様のQOL (Quality Of Life) の向上および医療関係者の治療ニーズの充足に貢献することを目指してまいります。

(注1) 「的確な花粉症の治療のために」平成22年度厚生労働科学研究補助金 免疫アレルギー疾患予防・治療研究事業より
(注2) 治療用標準化アレルゲンエキス皮下注「トリイ」スギ花粉 2,000JAU/mL、200JAU/mL

<舌下免疫療法とは>
 舌下免疫療法とは、舌下に原因アレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、最高用量に到達後その用量を維持用量として連日投与する治療方法で、アレルゲンに対する過敏性を減少させる治療法です。海外ではアレルギー症状を長期寛解させる治療法として臨床データが報告されています。


以 上

【お問い合わせ先】
鳥居薬品株式会社
経営企画部 広報担当 TEL.03-3231-6814
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